このページでは、名古屋で過払い金請求が増えている理由について解説します。
名古屋の消費を支えてきたのが、消費者金融やクレジットカードです。2006から2007年に、貸金業法が改正された後、20%の金利が認められなくなりました。
それまでは、高金利で消費者金融やクレジットカードで借金をする人が大半だったのです。当時、利息を支払い過ぎた人が過払い金請求をする動きが、平成20年ごろ活発になりました。
名古屋では、過払い金請求を得意とする法律事務所が多く、成功事例もあることから、過払い金請求が増えているという現状です。
過払い金請求を解決するためには、2つの方法があります。和解と裁判です。和解は、スピーディーに回収が行えますが、10~30%の減額案が出されます。裁判に発展した場合、時間はかかりますが、全額の過払い金を回収できるでしょう。回収までは、数ヶ月から半年はかかります。
裁判を起こす場合、貸付業者を被告として、名古屋地方裁判所に「訴状」という書類を提出する必要があります。名古屋地方裁判所で行えるのは、名古屋市在住で、過払い金の元金が140万円以上ある人のみです。140万円未満の場合は、簡易裁判所で裁判を起こします。
名古屋地方裁判所への出廷や書類提出などの業務は、弁護士が代理で行います。第一審で判決まで行った場合にいて、相手方業者の対応が異なる場合があります。たとえば、第一審で決まった判決に基づいてくる。あるいは、判決を不服として、控訴をしてくることもあります。
法律事務所の選び方を、以下の3つのポイントにまとめました。
過払い金請求に力を入れており、過去の実績数がある法律事務所として評価を得られているかどうかが、1つ目の選ぶ基準です。
法律事務所・弁護士ごとに得意とする分野は異なります。取扱業務や、専門とする分野は、インターネットで検索をすれば、確認できます。数ある事務所を比較しながら、過払い金請求を専門的に扱う弁護士が在籍する法律事務所を選びましょう。
無料相談に応じている法律事務所かどうか確認をしましょう。
過払い金請求を依頼するには、費用がかかります。法律事務所に対して、着手金・報酬金を支払うことになるので、過払い金請求が本当にできるか、納得のいく業務をしてもらえるか、専門家にまずは無料相談することをお勧めします。
無料相談で確認すべき重要な点は、費用です。過払い金請求でかかるのは、着手金で約1~2万円が相場ですが、法律事務所によっては無料で行っています。
成功報酬については、和解の場合が20%、裁判の場合は25%が上限となっており、それぞれの上限値が相場です。
法律事務所や相談内容によって、細かな金額の差が生じます。インターネット検索や電話での問い合わせでは確認できないので、初回の相談で提示してもらいましょう。
過払い金請求の相談を初回に限り、無料で請け負っている法律事務所も少なくありません。法律相談の相場は30分5,000円、60分1万円が目安です。
近年は、債務整理に関する相談に限り(2回目以降は、費用が発生)、無料で対応する法律事務所が増えてきました。初期段階で費用がかからないのは、依頼主にとって安心できる点です。
当サイトを監修しているアーク法律事務所は、何度でも無料で相談ができます。
法テラスは、国民向けに法的な支援を行う公的機関です。法テラスの地方事務所、または法テラスと契約している弁護士に、無料相談を依頼できるサービスがあります。
相談無料だけではなく、弁護士・司法書士に支払う費用の立て替えもできるメリットがあります。無料で相談をするためには、一定の条件が設けられているため、法テラスに連絡をして確認しましょう。
司法書士と言っても、過払い金請求ができるのは法務大臣の認定を受けた認定司法書士に限られます。
愛知県にある司法書士会では、無料の相談会を毎週、開催しています。司法書士に依頼する利点は、過払い請求にかかる費用が、弁護士よりも抑えられることです。
司法書士は140万円を超える過払い金請求を行うことができないため、注意を払う必要があります。
名古屋で過払い金請求が増えている理由から個人再生の手続き方法、法律事務所の選び方を解説しました。
過払い金請求について不安がある場合、まずは名古屋で無料相談ができる弁護士事務所や司法書士事務所に相談をしてみてはいかがでしょうか。
1968年、地元名古屋生まれ。愛知県弁護士会所属。企業から個人の法律相談まで、①親切・丁寧、②迅速、③適切・適正をモットーに幅広く対応。任意整理、個人再生、過払い金返還請求など債務整理に関して幅広く対応しており、難しいケースでも最適な方法で解決に導いてくれると評判です。面談・相談は、何度でも無料。どんな借金の悩みも気軽に相談できます。
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